一般的に大人はあまり見られないが、子供の頃によくかかる病気は沢山あります。
ここでは子供に特有な病気についていくつか紹介しますので、是非ご参考ください。
クループ症候群とは喉頭が炎症を起こして、
咳や呼吸困難を引き起こす病気の総称をいいます。
この炎症はウイルスや細菌が咽頭(のど)に感染することで起き、
パラインフルエンザウイルスといわれるウイルスが原因であることが多いです。
5歳までの子供がかかりやすいです。
「ケーンケーン」という独特な咳で、
症状が重いと呼吸困難になりますので注意が必要です。
通常、お腹の赤ちゃんだけにある動脈管は、生後数日で閉じてしまいます。
しかし、生まれてからも動脈管がいっこうに閉じない状態を動脈管開存症と呼びます。
動脈管開存症となると、大動脈から流れる血液の一部が肺動脈に流れ込みます。
その結果、呼吸が速くなったり、ミルクが沢山飲めない、体重が増えない、
貧血になりやすいといった症状がみられます。
風疹とは風疹ウイルスによって起こる子供の病気です。
主に飛沫感染で子供が発症するのですが、妊婦さんも注意が必要です。
妊娠初期の妊婦さんが風疹ウイルスに感染すると、
2割〜5割という高頻度で胎児に障害が現れます。
先天性風疹症候群といわれるもので、全身への発疹、軽い発熱、倦怠感、
リンパ節の腫れなどの症状がみられます。
だいたい3日目がピークで、その後徐々に回復していきます。
風疹の予防接種は子供が1歳を過ぎると受けることができますので、
集団生活に入る前に済ませておきましょう。
おたふく風邪は、流行性耳下腺炎やムンプスとも呼ばれる感染症です。
患者さんのほとんどが9歳以下の子供が感染する子供の病気で、
顔がおたふくのように腫れあがります。
主なおたふく風邪の症状は発熱と耳下腺の腫れや痛みです。
通常は小児の耳下腺の腫れは片方から始まって、3〜7日ほど腫れが続きます。
特別な治療はありませんので、
医師に診てもらったら家で安静に過ごすことが大切です。
消化のよい食べ物を子供に食べさせるようにしましょう。
百日咳は、百日咳菌という細菌に感染して起こる病気です。
2歳ぐらいの子供がかかりやすい病気です。
症状が重く、特有の激しいせきが数ヶ月続きます。
1度かかると二度とかかることはありませんが、
肺炎や中耳炎などの合併症を引き起こしたり、
赤ちゃんの場合は重症になることもありますので注意してください。
治療には百日咳菌に対する抗生物質を服用したり、咳止めや除痰薬を使用します。
重症になる前に早期発見、早期治療が大切で、赤ちゃんの場合は入院が必要なこともあります。
百日咳には予防接種がありますので、生後3ヶ月以降の子供は百日咳の予防接種をしましょう。